2024年01月26日
「相続したけど…どうする??残置物がたくさんの空き家」 の売却事例
鈴鹿市長太新町の相続不動産(土地)の成約事例です。
お父様が亡くなられ、2年空き家になっていたご実家を相続されたご兄弟からご相談をいただきました。
建物は築50年、玄関や居間は雨漏りがあり、放置してあったためカビが発生し床も天井もゴワゴワに傷んだ状態。
建物よりもご兄弟が不安に思っておられたのは、
“家の中の残置物。”
「大切な思い出の物は、持ち出したものの、その他の不用品は自分たちではさすがに撤去出来ない」
中を拝見したところ、確かに。本当に足の踏み場が無いほどの生活用品…。
ご兄弟は、何から手を付けてよいか分からないと困っていらっしゃいました。
そこで、弊社から、
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荷物を撤去するのは、費用もかかるので売却(契約)が決まってからしましょう。
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建物の傷みも激しいため、解体し更地で売却しましょう。
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解体費用や土地の測量費用等、売却にかかる費用を予め算出しましょう。
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空き家の譲渡所得の特例が適用できる可能性があります。
と、ご提案致しました。
長太新町は海が近く、鈴鹿市の津波ハザードマップや洪水ハザードマップには浸水の可能性ありの立地。
市街地に比べ売却には時間を要することが多く、高めの売却価格の場合、売却活動が長期化する可能性があります。今回の物件は、相続されて2年が経過。『空き家の譲渡所得の特例』 が利用できれば、20.315%の税金は控除されます。特例が適用できる期間は残り1年弱…。
早期売却を優先に売却価格を決定し売却。
譲渡所得は、売却益に対し20.315%(5年以上所有)となり、仮に500万円の売却益であれば、約101万円の税金がかかります。譲渡所得の特例を使わない理由はない!ということで、売主様と相談の上、周辺の成約事例や売却中の相場価格よりも少し下げ、早期売却が出来るように売却していくことしました。
半年後、無事に買主様と契約締結になり、価格も予め低めの設定であったため金額交渉無しということで契約頂きました。
契約後は、あらかじめ準備をしていたので予定通り測量・荷物撤去・建物解体とスムーズに進みました。
ご兄弟が心配されていた残置物も、解体業者さん提携の荷物撤去業者さんに依頼しあっという間に撤去。
沢山あって困っていたタンスや食器棚等木製品は解体時に処分できたため、残置物の撤去費用がお値打ちに。
また、測量や荷物撤去、建物解体費用は、土地引き渡し後に支払いということで、弊社より各業者さんと打ち合わせをし、土地代金が手に入る前に費用を支払うということが無いように手配しました。
相続から3年までの間に売却でき、無事、特例の適用ができ100万円程の税金が控除となりました。
売却事例 物件詳細
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取引年月/令和3年12月
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所在地/鈴鹿市長太新町
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物件種別/土地
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地積/179.27㎡(約54.2坪)
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取引価格/500万円
写真はイメージ写真です。