2020年02月18日
住宅ローンの金利の種類 固定金利ってなに?
1 全期間固定金利型
固定金利っていうと、名前のとおり、金利がずっと変わらない(固定)のイメージがありますよね。
返済している期間中、金利が変わらない
【全期間固定金利型】
全期間固定金利型の中でも
①最初から最後まで金利が一律
②当初10年間と11年目以降などで金利が異なる“段階型金利”
と2タイプあります。
②の段階型金利は、途中で金利が変更されますが、
変更後の金利は借入当初から、あらかじめ決定していることが多いです。
全期間固定型金利型のメリット
メリット1
家計管理がしやすい。
完済までの金利が決定しているということは、“完済までの返済額に決定している”ということですよね。将来の金利上昇も気にせず、家計の見通しがつきやすいですね。
メリット2
総返済額があらかじめ決まっているので、繰上返済の計画や教育資金、老後資金など他の資金計画も立てやすいですね。
メリット3
低金利期に借入すれば、長期間にわたって低金利のメリットをうけられるので、低金利下においては安心感も高くメリットも大きいです。
全期間固定型金利型のデメリット
デメリット1
高金利期には、金利が下降した時にそのメリットを受けられない。(金利が低い時期でも支払いは変わらない。)
デメリット2
金利の上昇は心配しなくて良いが、変動金利と比較すると金利が高い
2 固定金利期間選択型
最初から最後まで金利が変わらないのが全期間固定金利型。
固定金利期間選択型は、当初から一定期間の金利が固定されるというものです。
多くの金融機関で取り扱いがあり、借入後、金利が固定される期間には、
2年、3年、5年、7年、10年、20年、25年などがあります。
その固定期間終了後は、その時点の金利で変動金利か固定金利期間選択型を選べます。
固定金利期間が短いほど金利が低めになっています。
固定金利期間が終了し、金利が改定された後は、適用される金利次第で返済額が変わります。
この返済額の変動幅は、変動金利型のように上限が設定されていないので、
金利が上昇すれば、それだけ毎月返済額も増加してしまう点に注意です。